テイクアウト。

「マックが食べたい。」

昨日、急に脳からの指令を受けました。


この店からマクドナルドまで、信号待ちも計算に入れると歩いて5分くらいです。


マクドナルドは何年ぶりだろうか。

そもそも、メニューに何があるのだろうか。

お、プッチンプリンシェイク？飲みてー。いや、吸いてー。


などと、色々なことを考えながら、マクドナルドへの 熱い想いが甦ります。


私の地元にはマクドナルドがありませんでした。


モスバーガーが、いわゆる【街】に一件だけあり、何かあればモスバーガーを食べてました。


今でも、モスバーガーの店内で食べている若者たちはこう言います。

「あー、やっぱりモスうめえ。でも、ポテトはマックのほうがいいね。」


そして、マクドナルドの店内で食べている若者はこう言います。


「やっぱりポテトはマックよね。でもハンバーガーはモスのほうがうめえ。」



マクドナルドに何年ぶりかに行くことに、抵抗があるのか何なのか、よく分からない感情が湧き上がり、なかなか立ち上がることができずに時間を潰してました。


あ、でもマック臭とお店の換気のことを考えると、今行かなきゃ。


営業時間中でもあり、少し先の時間に予約も入ってたことから、テイクアウトでの購入にしました。


マクドナルドに行くまでの道中、色々なお店のスタッフが店頭に立ち、「お弁当いかがですかー？」と販売してます。


そうか。飲食店はテイクアウトで頑張ってるんだ。


ごめん。今日はマック食べたい。


「お弁当いかがですかー？」

「焼きそば弁当ありますよー。いかがですかー？」


ごめん。俺は今日マック食べたい。


罪悪感に苛まれながら、マックをテイクアウトしてお店に戻りました。






なんで、こんな時期に、がんばっている人を応援してやれないんだろう？


いやいや。マクドナルドだってがんばっているし。


マクドナルドなんて、いつでもテイクアウトできるじゃん。


なんて、とかいうなよ。マクドナルドに向かって失礼だろ。


飲食店、夜開けれないから必死で弁当一つでも売ってがんばってるのに。この人でなし。




そんな心の中での、もう一人の自分との言い争いに、結局何年ぶりかに食べたマクドナルドの味も、よく分からないまま終了。



教訓。食べる時は、食べることに集中する。