ずっと待ってます。

やはり今年も離れていくお客様が出ました。


毎年この時期は出てきます。


特に何度もお越しいただいてた常連のお客様が離れていくのは寂しい限りです。


いや、別に嫌われたわけじゃないんです。と、思います。


The転勤です。


出会った時のことを、よーく思い出してみたら、


「最近転勤で北九州に来ました。まだこのへんのこととかよく分からないんですけど、、。」


なんて言ってたんです。


いわゆる転勤族。


なので、いつかはまた転勤になるってことはこちらも覚悟しておかないといけないのに、時間とともにそのことを忘れてしまうんです。



「やっぱり転勤になりました。」


今年もあるお客様にそう告げられた時、愕然としました。


店の中が、街が、何もかもが色彩を失った気さえしました。


その感覚は昨年も、一昨年もありました。


これが海外とか、もう二度と戻ってこれないとこなら、「お世話になりました。向こうでも頑張ってください。」ってできるのでしょうが、転勤先が同じ日本国内なのでそのセリフも違うかと。

来ようと思えば来れるわけで。


だからそんなお客様には、


「勝手にもう来れないって思わないでくださいね。新幹線でも、飛行機でも使ったら来れますから。」

とお伝えしてます。


ただ、そうやってまで私に会いに来てくれた方は、今のところいません。


ずっと待ってます。